「身体は食べたもので作られる」
この言葉、よく耳にしますよね。
「毎日ちゃんと食べている」
「子どもにも食べさせている」
がんばっているママは多いと思います。
でも、もしかしたら食べているつもりでも、栄養がしっかり吸収できていないかもしれません。
今回は、消化力を上げるために大切なポイントについてお伝えしていきますね。
消化力が低いとこんな症状が出ることも
身体は食べた物でできている…というよりも、実際は、「身体は消化吸収されたものでできている」のです。
ちゃんと食べている、食べさせているつもりでも、消化ができていないとせっかく食べたものが吸収されないという残念なことになってしまうんですよね…。
特に小さいお子さんは消化力が弱くて、食べているのに栄養は吸収できていないということもあるかもしれません。
それが積み重なると栄養不足になり、様々な不調に繋がってしまいます。
私の息子が日常的に次のような様子だったので、何だか変だなと思ったことがあります。
- 朝起きてしばらくはボンヤリしている
- 外で遊びたがらない
- すぐに「疲れた・・・」と言って、
しょっちゅうゴロゴロしている
少し心配になって血液検査をしたら「貧血」でした。
息子はあまり食べないうえに、しっかり噛めていなかったので、消化ができておらず栄養が吸収できていなかったんです。
消化力は個人差が大きく、特に小さいお子さんは消化力が弱いです。子どもの消化器は未熟で、働きも十分ではありません。
食べさせているのになんだか調子が良くないかもという時は、吸収できていなくて栄養が不足してしまっているかもしれないです。
消化力を上げる4つのポイント
消化力を上げて、できるだけたくさんの栄養を身体に吸収させるための方法をご紹介します。
① 消化をサポートする食材を食べる
消化を助けてくれる食材には次のようなものがあります。
- 梅干し
- 酢の物
- 酸味のある柑橘類
- 大根おろし
など
梅干しやお酢、酸味の柑橘系は食べると唾液がたくさん出ますよね。この唾液が消化吸収を助けてくれます。梅干しは特に、レモンやお酢の3倍唾液を分泌してくれるとも言われています。
食欲増進にも効果があるので、「疲れて食欲ないなぁ」という時にもとっても良いですよ。
息子と私は、よく梅干しを納豆に混ぜて食べています。おいしいし消化力もアップするし、おすすめです。
② タンパク質をしっかり摂る
消化力を維持するために、消化酵素の材料である「タンパク質」をしっかり摂りましょう。
息子のようによく噛めないお子さんには、次のようなおかずを順繰りに食卓へ出すと、飽きずに食べてくれますよ。
- 柔らかくて消化しやすいハンバーグや鶏団子などのひき肉料理
- 添加物の少ないソーセージや手作りハム、かまぼこ
- 魚介類
- 卵料理
- パイナップルや塩麴・醤油麴に漬けてお肉を柔らかくする
③よく噛んで食べる練習を☆
しっかり噛むことで、消化酵素が分泌されます。消化しやすいような状態にして胃へ届けて、腸で栄養を吸収されるようにすることも大切です。
お食事の時は次のことに注意してあげてくださいね。
- 口の中にたくさん詰め込まない
- 飲み物で流し込まない
- 「ゆっくり噛もうね」と声をかけてあげる
- テレビは消したり、スマホやタブレットは遠ざけて食事に集中
- 食べる姿勢と呼吸に気を付ける
息子は食べている時の脚グセが悪く、しょっちゅう背中が丸まってしまいます。その都度 声かけをして正しい姿勢で噛むことを促しています。
④ 食事は楽しく会話しながらリラックスモードで♪
消化酵素はリラックスして、副交感神経が優位の時に分泌されます。
食事の時に園や学校の話などの話を聞いてあげるなどすると、親子のコミュニケーションも取れてとっても良いですね。
まとめ
毎日コツコツ積み重ねることで消化力は上がっていきます。
今回お伝えした4つのポイントに気を付けて、食べた物の栄養をしっかり身体に吸収させましょう!
細胞から元気になりましょうね^^