パンはお好きですか?
パンの風味や食感、焼きたての香りはたまりませんよね。朝食は必ずパンという方も多いかと思います。
子育て中のママにとっても、手軽にあげることのできるパンはとてもありがたい食材ですね。
息子は噛むことが苦手だったので柔らかいパンは食べやすくて大好きでした。
でも、グルテンが腸の粘膜に炎症を起こしやすいと知ってから、息子が小学生になるまでグルテンフリーを徹底しました。
今回は、グルテンフリーについてお話していきます。
グルテンが良くない理由
グルテンが体に良くないと言われる理由は主に5つです。
- 小麦に含まれるタンパク質『グルテン』は のり(Glue)のようなもの。人間の消化酵素では分解されにくいので「炎症」を起こしやすく、不調の原因に繋がる
- 輸入小麦は農薬の残留率が高い
- 血糖値を上昇させる高GI食品である
- 腸の隙間を広げるタンパク質が分泌され、リーキガット症候群(腸漏れ)を引き起こす
※個体差があります - モルヒネと同じような物質を作り出し、脳を興奮させる
グルテンには中毒性があり、食べ続けると小麦を欲する身体になってしまうため、身体に良くないと分かっていてもやめられないという状態に陥ってしまいます。
どうしてもやめられない時に使ってほしい小麦
腸の負担を減らす「引き算」も大事です。パンや麵類が続くと栄養面でも心配です。
摂り過ぎると腸をはじめ、身体中に悪い影響が出やすいので、以下のような負担の少ないものがおすすめですよ。
古代小麦(スペルト小麦など)
紀元前9,000~5,000年ころから食べられている小麦で、小麦の原種と言われています。
現代の小麦と比較するとグルテンの含有量が少ないので、グルテンアレルギーや小麦アレルギーを引き起こしにくいそうです。
しかも、古代小麦に含まれるグルテンは消化吸収が早いのも特徴です。
グルテンが少ないだけでなく、現代の小麦には含まれないビタミン・ミネラル・アミノ酸等が豊富なのも良いところですね。
国産小麦
日本の小麦は輸入小麦に比べると残留農薬が少ないといわれているため、農薬の面から考えて安心です。
日本でも除草剤などの農薬は使われていますが、使うタイミングが海外とは違います。
海外では、収穫直前にも農薬散布が行われるため、農作物に残留しやすくなるのですよね…。
でも、日本では収穫直前の散布は認められていません。もちろん栽培途中に使用することはありますが、雨で流れたり成長途中に分解されたりするため残留量が少ないそうです。
小麦の替わりになるもの
我が家では、パンは米粉パンに切り替えて、ケーキやクッキーなどのお菓子も主に手作りするようにしました。
小麦の代わりに使える粉は次のようなものがあります。
- 米粉や玄米粉などの米由来
- アーモンドプードル
- アーモンドフラワー
- ココナッツフラワー
- おから
など
代替できる粉はけっこうあるので、ストックしておいてミックスして使うと良いですよ。
手作りだと甘さも調節できますし、砂糖など他の調味料も身体に良いものが使えるので安心して食べられます。
まとめ
小麦(麦類全般)や乳製品を減らすことは、腸内環境を改善するための第一歩です。
小麦の影響は個体差があって、一概に「悪」という訳でもありません。
ご自身の生活とのバランスをみながら「減らす」もしくは米粉などに「置き換える」などしてみるのはいかがでしょう。
息子も今ではお友だちと駄菓子屋に行って、本当は食べてほしくないなと思うようなものを買ってくることもありますが、毎日ではないのでうるさく言わないようにしています。
摂り過ぎたなーと思ったら、しばらく減らしてみるなど、ほどほどにするところから始められるとストレスにもなりにくいですよ。