日本の食卓には欠かせないお味噌汁。
夏の間は少し敬遠されがちですが、寒い時期は食卓に出るとホッとしますね。
「味噌汁は不良長寿の薬」と言われていますが、それくらい驚くほど健康効果が高いのです。
野菜やミネラルが不足気味
身体の調子がイマイチ・・・
そんなお疲れママさんにおすすめしたいのが毎日のお味噌汁です。
お味噌汁のすばらしいパワーと良いお味噌を選ぶポイントをご紹介します。
お味噌の健康効果
お味噌って発酵食品だし、何となくお肌とか身体とかによさそうですよね。
でも、本当のお味噌パワーをご存じでしょうか。
お味噌が持つ健康への効果はこのようなものがあります。
- コレステロールを抑制
- 老化防止
- 美白・美肌効果
- がん・骨粗鬆症予防
- 免疫力を強化!
- 抗酸化作用が強く「サビない体」を維持
- 腸内環境を整える
他にも、二日酔いを解消する力や血圧低下作用を持つ物質も含まれていると言われています。
効果絶大ですね!
お味噌には体に良い微生物がたくさん生きていて、
- タンパク質やカルシウム
- マグネシウムなどのミネラル
- ビタミン類
なども豊富なのです。
お味噌の選び方
おいしいお味噌汁を作るには、お味噌の選び方も重要です。
ホンモノのお味噌を選ぶ基準はこの2つです。
- 原材料が大豆、麹、塩とシンプル
- 空気穴がある
1つずつ詳しく見ていきましょう。
原材料が大豆、麹、塩とシンプル
スーパーに行くととてもたくさんの味噌が売られていますが、何を選べばよいか分からないという方も多いかもしれませんね。
原材料の欄を見ていただくと、大豆や米、食塩以外の添加物が使用されているものもあります。
原材料ができるだけシンプルで、大豆、米、麦、塩、麹だけが書かれているお味噌を選んでください。
次のような添加物が入っているものは避けることをおすすめします。
・調味料(アミノ酸)・・・食品の風味をよくし、旨味を感じさせるためのもの
・酒精(アルコール)・・・酵母菌の活動を抑え、炭酸ガスの発生を抑制する
・ビタミンB2・・・お味噌が酸化して変色するのを防ぐ。
・保存料(ソルビン酸)・・・細菌やカビの発生を抑え、腐敗を防止する
空気穴がある
前述したとおり、お味噌の中にはたくさんの微生物が存在します。パッケージに穴が開いているということは、菌が生きていて発酵が進んでいるということ。
菌が呼吸しているのですね。
発酵が進んでいるというのは、酵母が元気に働いているということです。酵母は私たちの健康を支えてくれる大切な存在です。
菌がしっかり生きて働いているお味噌を選ぶためにも、パッケージの上部の空気穴を確認してくださいね。
旨味の相乗効果でおいしさも栄養もアップ!
お味噌汁を作る時は、ダシの旨味も活用してください。旨味の相乗効果でさらにおいしいお味噌汁を楽しめますよ。
- 昆布出汁に含まれる グルタミン酸
- かつお/アゴ出汁に含まれる イノシン酸
また、具材から出るダシをかけ算することで、旨味もグンとアップします。
例えば、我が家では鶏がらスープやボーンブロスを混ぜることもありますが、コクが出てとってもおいしいです。
ボーンブロスというのは、骨からとったダシのスープのこと。動物の骨だけではなく、鯛のあらとか海老の殻なんかもボーンブロスの一つです。
お味噌汁の具材は冷蔵庫の中にあるお野菜、ワカメなどの海藻類、油揚げやチクワ、何でもOK!
具沢山のお味噌汁があれば、立派なオカズになりますね。
旨味の健康パワー
グルタミン酸やイノシン酸などの旨味成分は、おいしいだけじゃなくて健康への効果も高いのです。
- 疲労回復
- 癌リスク低減
- 新陳代謝アップ
ダシから旨味が出ると、満足感がアップして食べすぎを防ぐ効果もあります。さらに、塩分も減らせるので減塩したい方にもおすすめです。
時間が無い時はトマトケチャップを隠し味に入れても旨味がアップしますよ。
カツオ節や昆布、煮干しでダシを取ったり、水出汁を作るなど出汁に加えるものが数パターンあると便利です。
お味噌汁はスーパーフード
お味噌汁は日本人にとってなくてはならない食べ物です。
お味噌には身体にとって良い効果がとてもたくさんあります。材料がシンプルな本物のお味噌を使って毎日食べてみてください。
具材を変えれば飽きずに食べられますし、具の種類によってさらに健康に良い効果が期待できます。
何だか元気が出ないなという方はぜひお味噌汁を毎日食べることからスタートしてみてくださいね。できれば朝がおすすめです^^