私の息子は病弱で疲れやすく、しょっちゅうゴロゴロしていました。
- 外で遊びたがらない
- すぐに疲れてしまう
- 朝起きてもしばらくボンヤリ
- あまり食べない
このような症状がお子さまに出ていたりしませんか?もしかしたら「貧血」かもしれません!
今回は、気づきにくい子どもの貧血についてお伝えしていきますね。
子どもの鉄不足の原因とは?
息子に気になる症状が出ていたので、心配になって血液検査をしてみました。その結果、「貧血」であることが分かったのです。
「子どもなのに貧血?!」とビックリしましたが、原因の一つが私自身が妊娠中から出産時にかけて貧血状態だったからでした。
赤ちゃんはお母さんから鉄をもらって生まれます。お母さんが貧血状態だと、赤ちゃんに移る鉄も不足してしまいます。
本来は生後6カ月くらいまではお母さんからの鉄分を消費しながら成長するのですが、そもそも不足しているので貯蔵分はすぐなくなっちゃうということに。
生後6か月以降は鉄の消費が増えるので、十分に摂取してなければ慢性的な鉄欠乏状態に陥ってしまうというわけです。
鉄不足で現れる体の不調
実は子供の貧血は本人も家族も気づきにくく、健康診断でも見つかりにくいと言われています。
意外な盲点ですよね…。
お子さんにこんな不調サインは出ていないでしょうか。
- 疲れやすい/眠気
- 軽い運動で動悸・息切れする
- 集中力がよく途切れる
- 目の下に青クマがある
- 下まぶたが白い
- 顔が青白い 爪が白っぽい
- 食欲不振
- めまい
- 耳鳴り/吐き気/頭痛
もし、「うちに子にもあてはまるかも!」と思われるものがあれば、一度検査してみると良いかもしれませんね。
鉄分補給で貧血対策!
疲れやすく、風邪をひきやすかった息子が「貧血=鉄分不足」だとわかってから、私も一緒に鉄分補給を試してみました。
色々試して、試行錯誤した結果一番効果があったものが
鉄分(ヘム鉄)+タンパク質+ビタミンC
です。
ビタミンは鉄分の吸収を助けてくれる働きがあり一緒に摂ると鉄の吸収率が高まるんです。
効果的な方法をいくつかご紹介します。
お肉が嚙み切れない子におすすめの方法
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、ヘム鉄の方が吸収率が高いと言われています。
<体内での吸収率>
ヘム鉄:15~25%
非ヘム鉄:2~5%
赤みのお肉や魚にはヘム鉄が多く含まれているのでおすすめなのですが、お肉が噛み切れないお子さまには次の方法を試してくださいね。
- お肉を細長く切ったり、ミンチ肉で代用
- 柔らかいカツオのたたき
お料理をするときのポイント
料理の時にも工夫をすると、お子さまが鉄分を摂取しやすいですしお母さんの鉄分不足解消にも役立ちます。
- 新鮮なレバーを和風・洋風にアレンジ
⇒飽きにくく、続けられやすいです
- スープやお味噌汁を作る時に鉄たまごを入れる
⇒具材と一緒にドボンと投入!
鉄たまごは通販や東急ハンズなどで購入できます。
- カフェインをなるべく摂らない
カフェインは体内で鉄分の吸収を妨げる作用があると言われています。
鉄分をしっかり摂りたいときは、なるべくカフェインは避けるのが一番ですが、食後しばらく時間を置いてから楽しむことをお勧めします。
食事以外にもお手軽ちょい足し
食事以外でも簡単に鉄分を摂る方法があります。
- 鉄フライパンに切り替えてフライパンから鉄分摂取
- 鉄分補給ドリンクを飲む:話題の「豊潤サジー」というドリンクを飲んでいます。
サジーには鉄分もビタミンもたっぷり含まれていますし、自然のものなので安心です。ぜひ試してみてくださいね。
息子は口の筋肉が弱くてリンゴなどの歯応えのあるものは食べてくれないのですが、果物が好きなお子さまであればフルーツや野菜からビタミンCが摂れるといいですね。
鉄分は食事から補給できる
私は、サプリには頼らず食品から鉄分摂取を心がけました!
サプリを使わなかった理由は、「鉄サプリは便秘になりやすい」そうですし、身体に合わないとかえって危険と言われているからです。
鉄分は通常の食事から補給ができるんです。
だからこそ、鉄分を多く含む食材と、吸収を助けてくれるビタミンを意識して摂ることがとっても大切。
試行錯誤をしながら、コツコツ貧血対策を続けたお陰で、今では親子そろって貧血から脱出できました!
「動きたくなーい!」とフラフラしていた息子は、キャッチボール大好きBoyに変身!
朝から疲れていた私も、スッキリ目覚めて夜まで元気な身体へ変化しました。
「ただの貧血」と軽く考えずに、日ごろから貧血チェックしてみてくださいね。