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牛乳で鼻血!?乳製品は「たまに」のお楽しみに

昔から、「牛乳は身体に良い」「骨を強くする」と言われますよね。子どもの頃たくさん飲んだ方も多いかと思います。

私は産後にホルモンバランスの崩れから脊椎を圧迫骨折してしまって、泣く泣く断乳せざるを得なくなりました。

粉ミルクで育った息子はとにかく病弱だったんです。

ある日牛乳を飲んだ息子に、思わぬ事態が起こりました。

牛乳を飲んだ日に鼻血が出た!

保育園では給食の時に牛乳が出されていたのですが、息子が初めて牛乳を飲んだ夜、寝ている間に大量の鼻血が出たのです!

自宅では牛乳を飲ませていなかったので「もしや牛乳が原因?!」と思いながらも、様子をみることにしました。

そして、翌日も園で牛乳を飲んで帰って来たんです。

すると再び夜中に大量の鼻血が…。

次の日、園に事情を伝えてお茶に切り替えてもらったところ、その日の晩は鼻血は出ませんでした。

息子が通っていた園では、牛乳からお茶に変更する場合、医師の診断書が必要とのことで「乳糖不耐症」の診断書を書いてもらいました。

実はこの「乳糖不耐症」の人って結構多いのです。

乳糖不耐症とは?

 

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり、下痢をしてしまうという方もよく聞きます。

乳糖を分解するための「ラクターゼ」と呼ばれる酵素が生まれつき不足していたり、働きが弱まったりすることで乳糖を消化吸収できず下痢などの症状を引き起こす病気のことです。

日本人は、この消化酵素(ラクターゼ)が少ないと言われています。

ラクターゼの分泌量は乳児期にもっとも高く、離乳後に低下していきます。そのため、成人になってから発症する場合もあります。

乳糖不耐症の症状

息子が鼻血を出したように、あらわれる症状には個人差があります。

乳糖不耐症の主な症状は次の通りです。

  • 消化不良
  • 腹部不快
  • 腹痛
  • 下痢
  • おなら
    など

少しの量では症状が出ないけれど、たくさん飲むとお腹をこわすという方もいます。

また、温めた牛乳は大丈夫だけど冷たいままだとダメだという方もいて、症状の程度も人によって異なるんです。

乳製品の代替品

乳糖不耐症による症状を改善させるには、乳糖を摂取しないようにすることが大切です。

アーモンドミルク・ココナッツミルク・オーツミルクなど、意外と代替品も豊富にありますよ。ただし、代替品も摂る量は気を付けてくださいね。

カルシウム摂取を牛乳で!と考えている方もいますよね。カルシウムが豊富に含まれている他の食品もありますので、それらを摂ると良いでしょう。

  • 魚介類
    魚介類にもカルシウムは多く含まれています。小魚やししゃもなどは骨も食べることができますし、ビタミンやたんぱく質も一緒に摂れるので良いですね。
  • 緑黄色野菜
    小松菜やモロヘイヤなど、濃い緑の野菜もカルシウムが豊富です。ビタミンや食物繊維も含まれているので、ぜひ積極的に摂ってください。

乳糖不耐症以外の乳製品の注意点

健康のために、カルシウムが豊富な「牛乳」を毎日飲むことが、お子さんや年配の方まで代表的な習慣の一つになっていますよね。

その牛乳を大量に出荷するために、牛さんが食べるエサには遺伝子組み換えの肥料、抗生物質やホルモン剤などが含まれていると言われます。

大量生産で安く売られてる商品には、安価の代償になっている動物や労働があり、コストも安く抑えられているんです。

牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品は、添加物の面から考えても嗜好品として時々楽しむくらいに抑えた方が身体に優しいですね。

まとめ

振り返ると、私も小学校の給食で牛乳を毎日当たり前のように飲んでいて、6年間で髪や肌が驚くほど劣化したのです。

髪が赤くなってしまったり、真っ直ぐだった髪がクセ毛になったりもしましたし、アトピー性皮膚炎に悩むようにもなりました。

10歳になった息子は、今ではたまーに牛乳やソフトクリームを楽しみますが、鼻血は出なくなりました。

でも毎日給食の牛乳を飲むと身体にきてしまいます。それだけ身体に負担がかかっているということですね。

こだわって作られている品質の良い乳製品を、時々牛たちからお裾分けしてもらう。皆がそんな風になれたらいいなと思います。

 

 

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